"#旅行記"の記事一覧

「養老の滝」伝説3 「十訓抄」には主人公の名はなし・ひょうたんを腰につけるという具体的描写 

 「十訓抄」に掲載されている「養老の滝」の話は、主人公が「貧しく賤しき男」とあるだけで名前は記されていません。父親が朝夕、酒をほしがるので、ひょうたんを腰につけて酒を買いに行ったとあります。ひょうたんに酒を入れて持って帰ってくるわけです。説話とあって、描写が非常に具体的です。  ひょうたんを腰につけるのは当時は一般的ですが、この「十訓…
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「養老の滝」伝説2 「続日本紀」の記述を基に、後年「十訓抄」の編者が、中国に伝わる親孝行の話を念頭に置いて創案(「…

 「養老の滝」の伝説の成立について、「日本伝奇伝説大辞典」(角川書店)の中で、次のように指摘されています。  「続日本紀」に、元正天皇が美濃国に行幸したところ、湧き出している泉に老いを防ぎ病気を治すという効能があるのを天皇が知って賞賛し、年号を養老と改めたという記述があり、これを基に、後年、「十訓抄」の編者が、中国に伝わる親孝行の…
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「養老の滝」伝説1 モデルとされる孝子源丞内の話 

 養老駅の前に源丞内の像が建っており、養老の滝へ行く途中の、養老寺の境内に源丞内の墓があります。源丞内は「養老の滝」伝説のモデルとされる人物で、酒好きの父を養うために薪を売っていましたが、ある時、山中で酒が湧き出ている泉を発見し、酒をひょうたんに汲んで持ち帰り、毎日父に飲ませました。この話を聞いた元正天皇が、その地に行幸し、これは天…
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