自作小説「守護神」68 第17章(その5) ※注 小説の時代設定は1970年代守護神17ー5 「それならそれでいいよ。俺のことはもうそれぐらいにして、いい加減に麻雀をやろうじゃないか」 島津はふてくされたように言った。 「あっさりと自分のドジを認めるんだな。まあ、みんなそれぐらいで勘弁してやろうじゃないか。勘弁できない分は、勝負でやっつけることにして」 米田が助けに出た。 「米田の言う通りだ。ユキももういいだろう… コメント:0 2023年03月28日 自作小説 守護神 続きを読むread more
自作小説「守護神」67 第17章(その4) ※注 小説の時代設定は1970年代 「昼からおユキを誘って、バイクで郊外に行こうとしたんだ。その途中、誤って自動車にバイクをぶつけてしまってな。ぶつけてというほどひどいことじゃなく、少し傷を付けただけなんだが、修理代ということで二万五千円取られてしまったんだ」 「その中には私の一万円も含まれていたのよ」 ユキは口を尖らせた。 「ドジってるな。おまえの車はどうもな… コメント:0 2023年03月27日 自作小説 守護神 続きを読むread more
自作小説「守護神」66 第17章(その3) ※注 小説の時代設定は1970年代 「島津が仮の親だ」 今度は島津がサイコロを振った。 「おや、俺からか」 谷口から順番に、パイを取って表向けた。 「やっぱり米田が親か。最初からハッスルせえってことだな」 谷口が米田の肩を叩いた。みんながそれぞれの場所に席を替わった時、ドアがノックされ、戸がすっと開いた。ユキだった。 「またみんな麻雀ね。いつもや… コメント:0 2023年03月24日 自作小説 守護神 続きを読むread more