結婚40年記念に「美濃吉本店 竹茂楼」で食事3 40年を振り返って3

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「竹茂楼」の懐石料理の六品目は、すき焼き仕立ての「進肴(すすめざかな)」で、小鍋の中に黒毛和牛、九条葱、玉葱、粟麩、黒七味が入っていました。「進肴」は「酒をすすめる肴」という意味だそうですが、妻は酒を飲まないので、一緒に食事する時は酒は注文しませんから、この時もアルコールなしでした。ぴりぴりとはしましたが、味はしつこくなく、肉も柔らかく、野菜も麩も味がよくしゅんで(染み込んで)いました。
 七品目は御飯ですが、ウナギのかば焼きで、米はこしひかりでした。うなぎの焼き方は蒸してから焼くという関東式で、身は柔らかく風味がありました。うなぎはパリッとした感じの、蒸さずに焼くという関西式の方が私は好きですが、このかば焼きも遜色ありませんでした。香物は千枚漬、壬生菜、しば漬、昆布、奈良漬が付いていたので、御飯と共にすべて口にしましたが、いずれも味に違った深みが出て、取り合わせの妙というものが感じられました。
 結婚して2年足らずで妻は会社を退職しましたが、今は専業主婦の割合は3割ぐらいだと言います。結婚後も共働きの家庭が多いわけですが、経済的に苦しいからそうせざるをえないのでしょうし、女性が社会進出して仕事を犠牲にしたくないという思いも強いのではないでしょうか。妻の場合は育児休暇がなく大変だったということに加えて、会社にいても事務的な仕事ばかりで将来への展望がほとんどなかったということもありました。当時は女性は寿退社が大半でした。男女雇用機会均等法が成立したばかりで、男性は総合職、女性は一般職という形であり、男女の賃金格差が歴然としてありました。公務員に男女の賃金格差はありませんでしたが、給与そのものが民間、特に大企業に比べると相当低かった時代です。わが家も1馬力になって生活は大変でしたが、精神的には楽になりました。家事の大半を妻に任せて、自分は仕事に集中することができたからでした。もっとも、教員には夏休みなどの長期休暇がありましたから(今は休めなくなっていますが)、その時期は家事を手伝い、育児に励みましたが。
 今の若い夫婦は家事や育児を分担して互いに協力していると思いますが、それでも日本は外国と比べて夫の家事時間が少ないということです。女性に負担がかかる傾向は変わっていないと言えます。妻にもかなりの負担をかけてしまったのではないかと思っています。
    

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