子供の頃は天王寺の近鉄百貨店の食堂で食べるのが一番の楽しみ

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 子供の頃は、外食はたまにしかしませんでした。天王寺の近鉄百貨店の食堂で、家族一緒に食事するのが一番の楽しみでした。百貨店の地下できしめんを買って、それを母が家で調理したものを食べるのも好きでした。両親が岐阜の出身なので、きしめんが大好物でしたが、当時、百貨店などへ行かなければ、きしめんは手に入りませんでした。子供にとって百貨店は高級なイメージであり、玩具などを買ってもらえる憧れの場所でした。もっとも、天王寺は大衆的な街ですから、百貨店も梅田などに比べると当時から庶民的でしたが。
 近鉄百貨店があべのハルカスになってちょっぴり残念な気がしますが、当時の雰囲気が全くなくなってしまったわけではなく、百貨店の陸橋の入口などは往時とあまり変わっていません。
 天王寺公園は、一時期有料でしたが、今は昔通り、無料開放され、広大な芝地となって家族連れなどで大いに賑わっています。妹も私も天王寺から離れてしまいましたが、現在、妹の長男一家が天王寺の近くに住んでおり、天王寺にしばしば来るそうです。天王寺に縁があるのかもしれません。

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