私立高校の授業料無償化をめぐって 寝屋川ショック・公立専願だったわが身
この春の大阪府立高校の定員割れがひどい状況で、特に進学校の寝屋川高、八尾高、鳳高の定員割れは大きなショックを与えています。私立高校の授業無償化の影響が大きいようです。新聞の世論調査でも、半数以上が私立高校の授業料無償化に反対していますし、私も反対です。私立高校へ進学するのは比較的裕福な家庭の子だと思われますし、さらにこの無償化によって私立高校志向にますます拍車がかかるのではないでしょうか。
私自身は私立高校・大学の受験すらした経験はありませんが、合格したとしても高い入学金や授業料がとても払えるような家の経済状態ではありませんでした。それで高校受験は公立専願でしたが、もし失敗すれば中学浪人でしたから、受験は結構ストレスだったと思います。大学受験も同様でした。当時、国公立の高校や大学の授業料は今より格段に安く、経済的に苦しい家庭にはありがたいことでした。今は国公立でもかなり高くなっています。むろん、私立に比べると安いですが。今は全般的に学費というものが、高すぎる気がします。
私立高校の無償化がこのまま続けば公立高校の人気が落ちてゆき、閉校となる高校も増えてゆくのではないでしょうか。教育に競争原理を持ち込もうとしているのでしょうが、資金力で圧倒的に劣る公立高校が、私立高校に太刀打ちしようと思っても無理があるような気がします。精神論だけではどうしようもありません。競争原理の名のもと、大事なものが失われていっているのではないでしょうか。


写真は大阪府立茨田高校の校長室を撮ったものです。閉校式のあとの校内見学の際、部屋は開放されていました。卒業アルバムが余っていたので、希望者には無料配布されていました。
私自身は私立高校・大学の受験すらした経験はありませんが、合格したとしても高い入学金や授業料がとても払えるような家の経済状態ではありませんでした。それで高校受験は公立専願でしたが、もし失敗すれば中学浪人でしたから、受験は結構ストレスだったと思います。大学受験も同様でした。当時、国公立の高校や大学の授業料は今より格段に安く、経済的に苦しい家庭にはありがたいことでした。今は国公立でもかなり高くなっています。むろん、私立に比べると安いですが。今は全般的に学費というものが、高すぎる気がします。
私立高校の無償化がこのまま続けば公立高校の人気が落ちてゆき、閉校となる高校も増えてゆくのではないでしょうか。教育に競争原理を持ち込もうとしているのでしょうが、資金力で圧倒的に劣る公立高校が、私立高校に太刀打ちしようと思っても無理があるような気がします。精神論だけではどうしようもありません。競争原理の名のもと、大事なものが失われていっているのではないでしょうか。
写真は大阪府立茨田高校の校長室を撮ったものです。閉校式のあとの校内見学の際、部屋は開放されていました。卒業アルバムが余っていたので、希望者には無料配布されていました。
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