5割高の米を購入・米離れは子供の頃から・今や多種多様な料理を楽しむ日本の食文化

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 妻が「生協」へ買物に行ったところ、5キロの米が売られており、早速買いました。「秋田こまち」ですが、値段が以前より5割高くなっていました。妻が買った時には5袋だけ残っていたそうですが、店を出る時には全部売り切れていました。米の争奪戦になっているようです。これからも少しずつ米は市場に出回ってゆくでしょうが、米の高値はずっと続いてゆく気がします。これも政府が備蓄米の放出を怠ったのが原因と言えないでしょうか。迅速に政府が対応して米が市場に出回っておれば、価格の高騰もある程度防げた気がします。むろん、農家のためには高く売れる方がいいのでしょうが、このような形での高騰は望んでいなかったように思えます。消費者にとってはなおさらです。
 米離れがますます進んでゆく気がします。もっとも、私の世代も、小学校の給食はパン食(最初の頃は脱脂粉乳にコッペパンとおかず)でしたし、家の朝食も次第にパン食になりましたから、子供の頃から徐々に米離れが進んでいたように思います。浪人時代は宅浪で、昼間は家に誰もいませんでしたから、うどんやインスタントラーメン、フレンチトーストなどを食べていました。大学時代、下宿していた時も、朝はインスタントコーヒーとトーストでした。フランスに三週間旅行した時も、日本料理店には一回も入りませんでしたが、ごはんを食べたいとも思いませんでした。
 考えてみれば、今や多種多様な料理を楽しむのが、日本の食文化と言えるかもしれません。それでも、米が主食であることに変わりありませんし、その基本は守ってゆく必要があると思います。

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