美術探訪 京都市京セラ美術館の中央ホールの村上隆氏の「阿像」「吽像」・ 庭園に巨大な作品「お花の親子」

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 24日、「六盛」で食事した後、平安神宮の前に戻って、京都市京セラ美術館に入りました。「村上隆 もののけ 京都」展が行われており、中央ホールには、村上氏が東日本大震災をきっかけに制作した阿像と吽像が並んでいましたし、庭園の池には村上氏が制作された金色の巨大な「お花の親子」像が展示されていました。展覧会は午前中に近代美術館の「コレクション展」を見ているので、展覧会の掛け持ちはしませんでしたが、それらの作品は見て味わいました(このエリアは無料です)。館内も庭園も賑わっていましたが、日本人だけでなく外国人の姿も多く見られました。村上氏の海外での人気の高さがうかがえました。
 「お花の親子」の作品は、純日本的な庭園の中にあって、違和感は覚えず、存在感を放ちながら周囲の景色とよくマッチしているという印象を受けました。今回の展覧会に出品されている、村上流の「風神雷神図」や「洛中洛外図」を制作する様子が、テレビ番組で取り上げられていましたが、その発想のユニークさ、制作の大変さ(仕事に携わっている人々の多さにも驚きました)がよくわかりました。それらの番組は、館内の映像コーナーでも流されていました。村上ワールドは、メルヘンチックでもあり、ユーモラスでもあり、おどろおどろしくもあって、多彩さ奥深さを感じさせ、さまざまな切り口があるような気がします。 

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