美術探訪 京都国立近代美術館の「コレクション展」 ピカソ・明治時代の日本画と陶芸作品・河井寛次郎の陶磁器・鉄斎を慕う洋画家たち

 京都国立近代美術館で開催中の「令和6年度第1回コレクション展」を妻と見に行きました。夏並みの強烈な日差しでしたが、岡崎・平安神宮付近は人出が多く大いに賑わっていました。
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 美術館の所蔵品は写真撮影OKでしたが、寄託作品は撮影不可でした。西洋画では、キュビズムのピカソとグレーズの作品が数点展示されていました(1枚目の写真はピカソの「静物ーパレット、燭台、ミノタウロスの頭部」)。明治時代の京都・大阪の日本画が20点余り(2枚目の写真は神阪松濤の「農婦晩帰」)、明治の工芸作品が20点余り(3枚目の写真は初代富田幸七の「水貝蒔絵内朱七寸重箱」)、河井寛次郎の陶磁器が17点(4枚目の写真は「三彩双魚文瓶子」)、富岡鉄斎を慕う洋画家たちの作品が14点(5枚目の写真は梅原龍三郎「雲中天壇」。同館で「富岡鉄斎展」が開催されていることにちなんで。梅原らしい独特のタッチで描かれていましたが、天壇はかつて中国旅行で行ったところだけに、余計その世界に引き込まれました)、引用・参照の美術をテーマにしたものが10点、自転車などの乗り物をテーマにした作品が40点余り展示されており、多種多様の振幅に富んだ芸術性の高い作品の数々を見て、目の保養になりましたし、それぞれの作品世界を自分なりに堪能しました。「コレクション展」の楽しみはこういうところにあります。
 この後、平安神宮の西にある「六盛」で名物の「手をけ弁当」を食べました。あらかじめネットで予約していました。
 

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