旅行記354 今年三度目の関ヶ原での講演会参加を兼ねて8 金公園・財をもたらす渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)が祀られた金神社

CIMG0163.JPGCIMG0170.JPG 
 岐阜の柳ヶ瀬の南に金公園と金神社があり、初めて訪れました。公園はかなり広く市民憩いの場所になっているのではないでしょうか。この日は平日だったので、人の姿はまばらでしたが。
CIMG0169.JPGCIMG0166.JPGCIMG0174.JPG
 金神社の鳥居は金色ですが、京都の御金神社の他にも金色の鳥居があることを初めて知りました。神社の主祭神は「渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)」で、景行天皇の第六皇女です。縁起によると、夫の「五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)」は朝廷の命を受け奥州を平定しましたが、讒言により謀反人となり美濃国で殺され、それを聞いた「渟熨斗姫命」はこの地を訪れ、夫の霊を慰め、私財を投じて地域の発展に尽くしたため、財をもたらす金大神として祀られたと言います。
 江戸時代になって、金神社は加納藩主の奥平信昌の庇護を受けました。奥平信昌は関ヶ原の戦いの後、京都所司代になった武将で、戦いで敗れた石田三成らが京の六条河原で処刑された時、京の奥平屋敷から当時のメインストリートである室町通を南下して護送されたのではないかと中村武生氏が推定されています。奥平は京都所司代の後、加納藩主になったわけです。



この記事へのコメント

澳利坚
2024年05月16日 22:42
神社巡りがとーーーーっても大好きになりました。 一宮じゃなくてもいい。 神主さんが居なくてもいい。 ご祭神が分からなくてもいい。