中信美術館の「清水六兵衛展」 「タタラ成形」という技法

CIMG9643.JPGCIMG9640.JPGCIMG9633.JPGCIMG9629.JPGCIMG9639.JPG
 7日、中信美術館で行われている「清水六兵衛展」を妻と一緒に見に行きました。京焼の清水六兵衛窯の8代目当主の作品が40数点展示されていましたが、これまでの陶芸品の概念を打ち破る、前衛的で斬新な作品の数々がずらりと並んでいて、その空気感・世界観に圧倒されました。早稲田大学で建築を学んでいたことが活かされ、まず図面を引いて、型紙をつくり、その通りにカットした土の板を結合するという「タタラ成形」という技法が使われているそうです。形状がそれぞれ独特で、作品ごとにイメージがふくらみますし、繊細で洗練された造形美に目を瞠りました。大きな作品も置かれており、存在感を放っていましたが、オブジェだけでなくその設置空間も含めて全体として鑑賞するように工夫されたインスタレーション的な表現も試みられていました。
 むろん、こういう新たな取り組みも、古い伝統があってこそのものであり、その上に築かれたという気がします。清水六兵衛氏のあくなき探究心にも頭が下がります。

この記事へのコメント