旅行記325 関ヶ原合戦に関する対談会を兼ねての彦根・長浜旅行2 長浜城歴史博物館の「後鳥羽神社所蔵品展」・中井均氏と太田浩司氏の対談「関ヶ原合戦をめぐる城郭」1

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22日は、長浜の虎姫で中井均氏と太田浩司氏による対談「関ヶ原合戦をめぐる城郭」が行われるので、まず彦根からJRに乗って長浜に向かいました。まず長浜城歴史博物館を見学しました。「後鳥羽神社所蔵品展」と「浅井長政展」が行われていました。後鳥羽神社を訪ねたことはありませんが、明治時代になって、三条実美らが中心となって、後鳥羽神社を建立しようと尽力したことがよくわかりました。後鳥羽上皇は、鎌倉幕府と対抗して、承久の変を起こしましたが、幕府に負けて、隠岐の島にに流されました。このあたりのことは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも描かれていましたが、明治になって、幕府に挑んだ後鳥羽上皇が再評価されたわけです。「浅井長政展」の方は、浅井氏が滅亡する直前の、長政書状などが展示されていました。秀吉と長浜城についての展示もありましたが、これは常設展であり、前にも見たことがありますし、秀吉に取り立てられた石田三成のことにも触れられていました。5階の展望台にも上りましたが(今まで何度も来ています)、長浜市内や琵琶湖の眺望がよく、秀吉や三成などの家臣団がこの城で抱いた特別な思いもうかがえるような気がします。
 DSCF0426.JPG長浜駅前で昼食を取った後、JRで虎姫駅に行きました。虎姫駅に降り立つのは、二度目ですが、「虎」という名がついていますから、阪神タイガースファンにとっては、特別な駅になっています。太田氏と中井氏の対談は、虎姫文化ホールで行われましたが、駅から歩いて20分程かかりました。
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 対談は、関ヶ原の戦いに関連する城郭が話の中心でしたから、清須城、岐阜城、大垣城、南宮山、松尾山城、佐和山城、大津城などについて、いろいろ解説されていましたが、詳しいことは改めて後述します。千田嘉博氏が主張されている、関ヶ原の戦いで豊臣秀頼を迎える予定だったとされる玉城には否定的な見解を示されていました。それより古い時代のものであり、関ヶ原合戦には関係がないという見方でした。合戦自体、両氏とも従来通りの捉え方をされており、山中で行われたとする新見解に対する言及はありませんでした。
 

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