旅行記313 高橋陽介氏の主催で大垣・関ヶ原をめぐる5 石田三成の実像3429 成菩提院・三成が出した「十三ヶ条の掟書」・「幸山」でそば天の夕食



22日、妙應寺から車でさらに西の米原市柏原にある成菩提院を訪ねました。ここも事前予約して、住職さんに丁寧な説明をしていただきました。この寺はイベントで何度か訪ねたことがあります。講演会、石田三成を主人公にした劇など。このお寺には、三成が領内の成菩提村に出した「十三ヶ条の掟書」が残っており、講演会も「掟書」に関するものでした。この時代に、領民に対してこれほど綿密な規定を細かく記しているものは、他にありません。厳しいことも書いていますが、あくまで公平な姿勢で臨んでいますし、領民からの訴えも認めています。この「掟書」も展示されていましたが、前にも見たことがあります。平仮名を多用して領民が読みやすく理解できるように工夫されています。
織田信長、丹羽長秀、羽柴秀吉、小早川秀秋などがこの寺に泊まったという記録が残っていて、彼らの書状なども展示されていました。残念ながら、撮影は禁止でした。
成菩提院を訪ねた後、同じ米原市にある梓河内に少し立ち寄りましたが、夕方になっていたので、そのあたりを巡るのは翌日にしました。石田三成の先祖は梓河内の石田家という説があります。このことについては後述します。


夕食は、関ヶ原の戦いの際、家康が最初に陣を置いたとされる桃配山近くの「そば処 幸山」で取りました。高橋陽介氏お薦めの店で、関ヶ原に来た時、いつもここで食べるとおっしゃっていました。「天ざる 二段」を頼みましたが、確かにそばも天ぷらも絶品で、その味に堪能しましたし、そば作りにかける拘りを感じました。そば湯もとろみが強く、味わい深いものでした。ちなみに、昼食は店に寄る時間的余裕がなく、車中でパンとジュースを取りました。
この後、大垣に戻り、ホテルに泊まりました。いろいろ回って学ぶことが多く、充実した一日でした。
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