京都探訪377 「ポンペイ展」1 1万人の町が噴火による火砕流で一挙に壊滅・女性犠牲者の石膏像

DSCF0497.JPGDSCF0498.JPGDSCF0501.JPG      5月25日、夫婦で京都市京セラ美術館で開催中の「ポンペイ展」を見に行ってきました。人数制限するほどではありませんでしたが、大いに賑わっていました。西暦79年に起こった火山の噴火による火砕流で埋没したポンペイの遺跡などの出土品が百数十点展示されていました。当時いかに優れた文明・文化を築いていたかがわかるものが少なくなく、そのレベルの高さに驚かされました。
 火山灰の下に埋没したポンペイの遺跡は、長い間忘れられていましたが、そのためにかえって当時の状態を保つことができたわけで、そういう 意味でも大変貴重な存在だと云えます。今から二千年後に、今われわれが日常的に使っているものや、周囲にあるものはどれだけ残っているかと考えると、非常におぼつかない気がします。映像などの資料や歴史的建造物は後世に受け継がれてゆくかも知れませんが、それとて保証の限りではありません。
 館内に入ると、まず、繁栄していた1万人の町が噴火による火砕流で一挙に壊滅してしまう様子が、CGによる数分の映像で再現されており、災害のすさまじさが感じられました。
DSCF0541.JPG 展示品で、まず一番に目に飛び込んできたのは、女性犠牲者の石膏像で、衝撃を受けました。火山灰に埋もれた遺体が、朽ちてなくなったため、固まった火山灰に空洞ができ、その部分に石膏を流し込んで、遺体を再現するという方法でした。その無念の思いの籠もった石膏像を見て心が痛みましたが、災害の怖さを間近に見る気持ちでしたし、人々に対して災害に備えるように警鐘を鳴らしている意味合いもあるのではないかというようにも感じました。

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