自作小説「守護神」51 第14章(その1) ※注 小説の時代設定は1970年代。 島津が定規を持って部屋から出て行くと、木村は宮下に向き直って尋ねた。 「怠惰の話とはなんだい?」 「ああ、それか。例によって自分のぐうたら生活の弁護を彼にしていたのさ。怠惰人間の存在意義を調子に乗ってぺらべらとしゃべりまくったんだ。挙げ句の果ては、木村まで登場して来たんだから、面白い」 宮下はにんまりと笑った。 「え… コメント:0 2023年02月05日 自作小説 守護神 続きを読むread more